2007年3月22日

「九条の会」は、「三層の人々が力を合わせる場」


 タイトルの言葉は、「愛知九条の会」の代表世話人をしていらっしゃる小林武教授が話されたものです。私たちは、これなら九条の会は大きくできると喜んで、これを原点にしながら運動を進めています。
 さて、三層の人々とは、何でしょう。まず、①自衛隊は憲法違反だから解消すべきだ、という人。②自衛隊は必要だよ。日本を守るためにも、災害救助のためにも、という人。③海外で困っている人たちを救うためなら、自衛隊が海外に出てもいいと、言う人。この①~③までの人々です。②と③は、今の憲法9条でOK。もう実現していますよね。
 では、今9条を変えるのは何のため?何をしたいの?
 今の9条でできないこと、それは「海外での武力行使=戦争」です。(だからイラクでも、自衛隊は武器を使用しなかったですよね)
 ということは、「9条を変える理由は海外で戦争するため!」あなたは自分の息子さんを、恋人を、戦場に送って殺し合いをさせたいですか?
 自衛隊についていろんな意見の人がいます。でも、①の人も②の人も、そして③の意見の人も、みんなが力を合わせてただ一点、「9条を変えて日本の軍隊が海外で武力行使をする、戦争をする」それだけはさせないようにしましょう、というのが「九条の会」です。8割の方に賛同していただける内容ではないでしょうか。
 この立場でお話して、保守系の元市会議員さんにも、「呼びかけ人」になっていただいています。先日は、地元の元校長先生にも「呼びかけ人」になっていただきました。今日は、いんばのユーストア前で、「改憲手続法のからくり」を解説したチラシまきを9人でやりました。絵入り解説の読みやすいものだったせいか、殆どの人が快く受け取ってくださり、200枚がすぐなくなりました。賛同人にもその場で3人なってくださいました。
 この3月は、賛同人を増やす運動をしていて、今800人に近づいております。
賛同人になってもいいよと思っていらっしゃる方、ぜひご連絡下さい。ハーチャ

2007年3月18日

ロナルド・ドーアさんの「ナショナリズムと愛国心」


3月18日付けの中日新聞の上記タイトルの記事を読んで、本当に日本はどうなっちゃったんだと考え込んでしまいました。アメリカの知日家が、最近の日本外交の醜態を見て頭を抱えて悲観しているというのだ。「頭を抱えさせる材料は十分ある。従軍慰安婦の問題についての安倍普三首相のあやふやな発言、この問題の再調査を求める自民党議員が百何十人もいる事実もそうだ。」とある。河野談話を踏襲すると言いながら、従軍慰安婦にするときに、狭義の強制性はなかったとか、いや軍は直接関与していないから河野談話の前提になっている事実の再調査せよとか。 韓国では、従軍慰安婦だったおばあさん達が、毎週水曜日に日本大使館の前で、「きちんと謝罪し、補償せよ」と抗議集会を続けているのだ。何年もの間。それを知ったとき、私は日本という国が、本当に恥ずかしくなった。踏みにじられ、人生をムチャクチャにされた女性たちを2度も3度も傷つけて、世界中に日本の恥をさらしているのだ。
 ちゃんとした国だったら、自分たちの犯した過ちはきちんと認め、償うべきだろう。それを認めず、日本を戦争前に戻したい人々が、「憲法9条を変えて、戦争のできる国にしよう」としているのだからよけい怖い。
 国民の殆どの人は、戦争なんてまっぴらごめんで、9条はありがたいと思っているのに、どうして、国会議員はそんなに、9条が邪魔なんだろう。分からない。
 安倍さんお得意の拉致問題についても、「先ず、拉致問題の『解決』とは何だろうか。英国の科学雑誌『ネイチャー』で、北朝鮮が横田めぐみさんの火葬遺骨のDNAの鑑定について、鑑定者自身が不確実性を認めたことなど、日本で余り報道されない事実だが、海外ではよく知られている。日本の『毅然とした』姿勢は、拉致家族への国民の同情を利用して、反北朝鮮感情をあおり、ナショナリズムの波に乗って政権維持を図っているようだ。」と。そして、6カ国協議の日朝作業部会が決裂して、日本がますます蚊帳の外に置かれてきた。安倍政権は一体何を目指しているかと首をかしげる知日家外国人が多いとのことだ。
 世界中から孤立し、外交政策のない変な国と思われ、戦争に突き進んでいった戦前の日本にちょっと似ていますねえ。9条も変えようとしているし。怖い怖い。国民がもう少し利口にならないと。痛い目にあうのは、私たちなんだから。

2007年3月13日

小説家高橋源一郎さんと考えるニッポン国憲法の秘密


 9条改憲に対する腰の引けた朝日新聞の姿勢にがっかりして、40年近い購読をやめて中日にした私のところへ、朝日新聞2月22日付けのタイトル名の文章が回ってきました。源さんは、ニッポン国憲法のことを、「21世紀のいまこそぴったり、筆舌に尽くしがたいほどイケてるんじゃないかと思うようになったのである」といっています。また「内田樹さんの『9条どうでしょう』の、「憲法は矛盾しているから素晴らしい」という文章に、目から鱗とは、このことですよ。と感動し内田さんの本の内容を紹介しています。「--戦後60年、「戦力」を持たないと憲法に明記しながら、実際、この国は「戦力」を保持してきた。その結果どうなったか。すごく上手くいっちゃったのである。おまえのところは一人前の国だから海外に軍隊を派遣せよと言われれば「憲法があるので無理」と答え、「軍備を増強せよ」と言われれば「まあ憲法もあるのでほどほどに」と答える。憲法に縛られ、弾の一発も自由に撃てない「日陰者の軍隊」をショーウインドウに飾り、他の国の憲法諸君が、何の悩みもなく「イケイケ」でいるのに対して、この国の憲法は、青ざめた表情で様々な「矛盾」に絶えず苦しんできた。そして、その合間に、ひそかに経済発展に専念することができたのである。平和と繁栄を享受できたのは、憲法が「矛盾」していたおかげなのだーー」と。確かに、軍隊は日陰者扱いくらいが丁度いいのかも。軍隊が、大きな顔をして発言を始めると怖いですよね。後ろに武力をもっているんだから、暴力団の比じゃ無いでしょう。いざとなれば、クーデターを起こすし、産軍一体が始まれば、金儲けのために戦争を始めるようになります。そんなことのために戦って死んでいくなんて、可哀想過ぎます。さて、源さんの独創はその後の部分です。「ニッポン国憲法は、政治の言葉しか知らなかった憲法に、神話や文学や哲学のレベルの言葉をを付け加えた。彼らは、来るべき世界の混乱に立ち向かうためには、そのレベルのコトバが必要だと考えた。それが、おとなの叡智というものなのだ。彼らの予感は正しかった。宗教戦争やテロは何故起こるのか。難民はなぜ彷徨い続けねばならないのか。イジメはなぜなくならないのか。ネットでなぜいつも誰かが血祭りに上げられるのか。それは、人々が、無意識の中に、「異質な他者」を排除しようとするからだ。打ち破るべきは、その「原理」なのである。こんな考え方は空想的で、現実的な力を持たないのだろか。実は逆だ。生命や神話や文学の原理のほうが、国家や政治の原理より、ずっと、限りある我々の生を豊にする現実的な力を持っていることを歴史は教えてくれる。だが困ったことに、子どもには、おとなの叡智がわからないのだ」。
 さて、質問です。さて、文中に出てくる、「子ども」って、例えば、誰なんでしょう。名前をあげてみましょう。

2007年3月 3日

5人に1人の賛成で改憲できちゃう「改憲手続き法案」!


憲法のいわば内堀にあたる「改憲手続法案」を5月3日までに自・公だけでも成立させるといっています。改憲派「必勝」の仕掛けとして、①投票率の下限を定めず、②有効投票の2分の1の成立③一括投票を可能にする・・例えば、40%の投票率で、9条は守りたいけれど環境権は賛成の人が、迷って白票を投ずると、有権者の5人に1人の賛成で改憲されてしまうわけです。
 その上、公務員・教育者の「地位利用」の禁止で、500万人の手足を縛り、萎縮させ、ものをいえなくさせてしまう。
 有料のテレビ・ラジオコマーシャルを発議から投票までの60~180日間許可し、数百億から2千億円の金が動く。財界の後ろ盾のある改憲派は、護憲派の数十倍の金が使える。有名タレントを使って、明るく楽しく改憲の宣伝をすれば、数%の中間派が動く。
 憲法の外堀に当たる教育基本法改悪と防衛「省」・海外派兵法は、既に成立してしまった。改憲派はちゃくちゃくと攻めていているのだ。
 将来の世代へ呼びかけたい。沈黙している君たちの手に、権力は銃を持たせる。君たちを守る憲法を無傷で贈りたい。
 小林武(愛知大学教授)のお話を、あいち九条の会2周年のつどいでお聞きし、
ショックを受け、あらましを紹介させていただきました。   ハーチャ

2007年3月 1日

「田中太門さん 山と平和を語る」のご案内


 「田中太門さん 山と平和を語る」ーアンナプルナ(ネパール、8091m)を見に行くーを、会員企画しました。田中さんは「九条の会・尾張旭」の世話人代表で、今年5月にオープンする「戦争と平和の資料館」の準備にも最初から関わっておられる方です。70数歳とのことですが、何しろ若い。自転車で、寒風の中を走り回り、頬はピンク色です。山登りは定年退職後始められたとのこと。それでもヒマラヤの登山にチャレンジ。「センス?わし、あるよ」といいながら、ポケットからおもむろに扇子をとりだすなど、面白くて可愛い人です。山の写真家としてもセンスがよく、素晴らしい写真をスライドにして、それを見ながらの楽しいお話です。座ったままで、登山に行った気分を味わっちゃいましょう。山好きな方もそうでない人も、ぜひお出かけ下さい。

 《日時》3月14日(水)13;30~15;30
 《場所》尾張旭市中央公民館     軽音楽室2
  
  二次会も予定しています。ご希望の方はどうぞ。