2007年6月 2日

暮らし経済の視点から壊憲を語るーー佐高信の講演から


 城山三郎のお別れの会での佐高さんの弔辞より「17歳で海軍志願したと思っていたが、あれは志願ではなかった。あの時代が強制して、志願と思わされていたのだ。戦争で得たものは、憲法だけだ、が口癖だった城山さんの護憲の旗だけは受け継いで行きたい。
 「9条、間に合っています」という人々にも暮らしと経済の問題は切実なんだから、それとの関連で改(壊)憲を語る必要がある。サッカーで言えば、「ホーム」ではなく「アウェイ」で届く言葉の必要。小泉ー竹中路線は、新自由主義なんていっているが、あれは、旧自由主義だ。元のジャングルの自由に戻そうというんだから。彼らは信号機を壊したのだ。証券取引所も民営化して、利益優先にした。そこからの不満をそらすために、疑惑のMHK。小泉政権に直結する木村豪を救って、ホリエモンと村上ファンドを血祭りに上げた。民営化=会社化である。郵政も会社化されて、過疎化が進んでいる。国鉄も民営化されて、事故が続出している。規制緩和ではなく、安全緩和だと思っている。民営化されると、安全よりも利益優先になる。コストを下げるために、車両を軽量化して、酒田の事故も「突風が原因だ」と言っている。突風なんて、私が生まれる前から吹いていましたよ。国鉄改革3人組の2人が事故で失脚して、残った1人が、JR東海の笠井。それが、教育再生委員で、熱烈な改憲論者。経済と暮らしを破壊している人々は、護憲を言わない。皆改憲派です。朝日新聞は、木村豪を改革者として登場させてしまったために、経済面がめちゃ弱くなっている。
 ハト派とタカ派の違い
 田中角栄とか、小渕恵三とかのハト派は、「イデオロギーより暮らし優先」、「批判する人も必要」という立場。タカ派は、「暮らしより、イデオロギー」、「批判が理解できない。要らない」という立場。森、小泉、安倍と3代続いたタカ派によって、メチャメチャにされている。福岡地裁で、小泉の靖国参拝に違法判決を書いた亀川裁判長は、遺書を書いて判決に望んだ。その判決に、行政の長に過ぎない小泉が、「何故憲法違反か分からない」と10何回繰り返したんです。私は、「小泉には、あの判決を理解する能力がないのだ」と正しく指摘してやった。小泉は、入り口入るとすぐ出口というひとですから。奥行き0ということです。小泉を支持した国民も、奥行き0ということになります。クリーンなタカ派より、ダーティなハトのほうがいい。小泉より、加藤紘一のほうがましということです。
 滋賀県知事選挙で、海洋学者の加田さんが奇跡の逆転劇を演じました。彼女の訴えは、言葉が生きている。具体的で、じいちゃんばあちゃんに届く言葉を使っている。小泉たちは、地方を切り捨てて都市の浮動層にシフトしたんだから、地方の保守層に届く言葉が必要。護憲も、地方の保守層を変えなければならない。

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