2011年5月26日

福島原発の"暴走"は何を警告しているか


先日、タイトルの題のお話を聞きました。柘植新名古屋大学

 

名誉教授のお話はとても分かりやすくてよかったです。

 

 広島・長崎・ビキニと3度の被爆で、日本中に反核の運動が

 

広がり、1958年には平和行進が始まった。そんな中、日本を

 

反核、反米にしないために、アイゼンハワーが、「原子力の

 

平和利用」を言い出し、日本を原発の道に引き込んでいく。

 

 アメリカ初代原子力委員長が半世紀以上まえに述べた述懐

 

が面白かったので、孫引きさせてもらいます。「・・・原子力

 

発電の技術体系全体が、いまだ研究・実験段階であり、すべて

 

の原発は、不完全な"欠陥商品"だと云わねばならない。さら

 

に原発から発生する膨大な量の放射性物質の貯蔵・処理技術や

使用済み核燃料の再処理技術もまた"未完成技術"に過ぎない。

 

     ・・中略・・・近年、私は次のようなことを自問することが

 

しばしばである。『我々アメリカ人には、複雑で、未完成で、

 

基本的には不完全な原子力システムを、技術レベルが我々より

 

はるかに低い国(当時の日本をさす)に推奨し、売りつける

 

"道徳上の"権利があるのだろうか』と・・・」。

 

このリリエンソールの良心的な「述懐」は、現状のグローバル

 

な原子力問題にそのまま当てはまる!!と、柘植先生は言われ

 

ました。世界一の地震大国に原発を作ることは、狂気の沙汰

 

だとも。

 

 ドイツ、イタリア、スイスが、福島原発事故を踏まえて、脱

 

原発に舵をきりました。日本政府はこの事故を教訓にもっと安全

 

な原発をめざすと言っているようですが、日本を原爆と原発の

 

実験場にするつもりなのでしょうか?日本人は、モルモット扱い

 

されても大人しく従うだけなのか?

 

 ドイツでもスイスでも、反原発でかなりの規模のデモを行って

 

いました。私達日本人も、誰かがなんとかしてくれるのじゃない?

 

という受身の姿勢を捨てて、一歩踏み出さなければならないので

 

はと考えさせられたことです。            幸

 

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