2011年6月10日

平井憲夫さん、「原発がどんなものか知ってほしい」


タイトルの文章を、転送してくれた人があって、読んで驚きました。平井さんというのは、20年間、原子力発電所の現場で働いていた方です。そして癌になって、1997年に亡くなっています。この文は遺言のような思いで書かれたものなのです。3.11を体験した後にこの文章を読んだ私としては、平井さんがこれを書かれたときに、もっと沢山の人がこれを読んで、もっと真摯に原発と向き合っていたら・・・と思わずにいられません。「現場監督として長く働きましたから、原発の中のことはほとんど知っています」と丁寧な口調で語られる文を読んで、原発がこんなに恐ろしいものだということを、初めて知りました。

以下、簡単に紹介します。

①設計はよくても、作る現場に経験者がいない。全くの素人を経験不問という形で募集している。なにが不正工事やら手抜きかも、全く知らないで作業をしている」「原発には放射能の被爆の問題があって後継者を育てることの出来ない職場」②名ばかりの検査・検査官

③いいかげんな原発の耐震設計④定期点検工事も素人が④放射能垂れ流しの海⑤原発で始めて働く作業者に対して、「絶対安全」と5時間の洗脳教育⑥びっくりした美浜原発細管破断事故⑦もんじゅの大事故・・・「事故」を「事象」と軽い言葉に言い換える動燃。⑧日本のプルトニウムがフランスの核兵器に?世界の国がプルトニウムで発電するのは不可能だと分かって止めた。どうして日本が止めないかというと、日本にはいったん決めたことを途中で止める勇気がないからで、このことは、非常に怖い。⑨廃炉も解体も出来ない原発・・・造る時の何倍ものお金がかかり、大量の被爆が避けられない。⑪どうしようもない放射性廃棄物・・・現在は原発のゴミは、青森の六ヶ所村へ持っていっています。全部で三百万本のドラム缶をこれから三百年間管理すると言っていますが、一体、三百年ももつドラム缶があるのか、廃棄物業者が三百年間続くものかどうか。⑪原発がある限り安心できない・・・原発は働く人を絶対に被爆させなければ動かないものだ。事故だけでなく、地震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまうと。これをどうしても知って欲しいのです。

 ですから、私はこれ以上原発を増やしてはいけない、原発の増設は絶対に反対だという信念でやっています。そして稼動している原発も、着実に止めなければならないと思っています。       幸

 

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