2011年6月26日

映画「六ヶ所村ラプソディー」が、上映中です。


 反原発のドキュメンタリー映画として、有名なこの映画。自主上映でひろがっていたようですが、観る機会がありませんでした。今日名古屋駅裏の、小さな映画館「シネマスコーレ」で観てきました。

 青森県の六ヶ所村に、核燃料再処理施設を作るというので、それに対する反対賛成両方の立場も含めて、考えさせられる内容でした。

 2006年に公開されたものですが、全然古くなくて、2011年の3月11日を経験したあとだからこそ、余計よくわかる映画でした。

 3.11後、テレビでおなじみになった斑目春樹さんも、反原発のために万年助手のままであったという小出裕章さんも、すでにこの映画に登場して、今とよく似たことを発言していらっしゃるのには、ビックリ。

 再処理施設反対のために、16年前に、両親の遺した土地に帰ってきて、チューリップとハーブを育て、その入場料で生活しながら、地道に、反対運動を続けている女性の姿が、印象的でした。1人からはじめ、手伝ってくれる人が現れ、冬には雪で埋まり、ヒョウに、咲きかけたチューリップをだめにされ、でも、諦めないで、しかも生きることを楽しみながら、運動を続けている・・・。

 もう1人は、農薬を使わず、米作りをしている女性。直接注文を受け、郵送するという形で、良い関係が続いていたのに、施設が動き始めると、放射線の害がないとは言い切れない。正直にそのことを、話せば話すだけ、消費者は不安になり、注文を断ってくる。

 それまで、彼女は、中立の立場に立っていた。しかし、ある人に、「原発には、賛成か反対かがあるだけで、中立の立場はないんだよ。中立といって何も言わず、何も行動しなかったら、今の状態を認めることになるのだから」と言われて、ハッとし、反対の立場に立つようになったそうだ。「中立と言って、何もしないのは、楽なんですねえ」と、しみじみ言った言葉は、なかなか重みのある言葉でした。

 いい映画でした。観ることができてよかった。     幸

   

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