2011年6月29日

仲代達也主演「人間の条件」を観ましたよ。


 この映画は、第6部まである長い長い作品で、私は20代の頃、名古屋の映画館でオールナイト上映で一挙にみました。その日とても疲れていて、頭が痛かったのですが、映画の面白さに夢中になり、観おわったときには頭はすっきりとし、深い感動に包まれていたことを覚えております。

 その映画を今度は、4回に分けてみる機会があり、今日ようやく全編を見終わりました。40年くらい前の感動を確かめたくてもう一度見たわけですが、期待は裏切られませんでした。

 原作者の五味川純平も、監督の小林正樹も、軍隊の経験者で、その理不尽さや、戦争の悲惨さや、愚かしさを、リアルに伝えてくる。日本人が経験したこの恐ろしい戦争の実態を、この映画を見ることで、追体験できたような気がしました。日本人の財産として大切に伝え続けなければならない映画だと思います。


 昭和18年から20年の間、満州からソ連の捕虜収容所を舞台に、弱いもの強いもの、要領の良いもの、ずるい者、残虐な者、非人間的な状況のなかで、それでも人間であり続けようともがくもの。その中で、人間とはなにか、人間として生きるとは何かを主人公梶の生き方を通して問いかけてくる。そこには、現代を生きる私たちにも共通する問いがある。

  若き日の仲代達也が、なにしろカッコイイ。中村玉緒が、10代の初々しい少女として登場し、あまりに可愛いので、驚きました。あんなにも変わるものなんですね。

                                            幸

 

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