2011年7月 1日

高村薫の反原発発言に共感


 7月1日付けの中日新聞に、高村薫が、中日懇話会で講演した内容の要旨が載っていました。「変化を求む」という演題で、「今、日本は変わらなくてはならない大転換期。ここで変われるかで未来が決る」と訴えたとあります。

 そのなかで、
「決定的に経済界が誤っているのは、企業活動と国民の命をてんびんに掛けていること。国民の命より、経済を優先することはあってはならない。

 15万人以上の周辺住民の生活を根こそぎ奪っている現実があるのに、電力不足もない。重大事故が起きると、強制的に避難を余儀なくされ、家も土地も失うのが現状。周辺何百キロも放射性物質が広がり、食べ物にも不安を覚える生活が何十年も続く。

 国も企業も私達生活者も深く頭をさげ、反省しなくてはならない。電力不足だろうが、経済活動に支障が出ようが、立ち止まらなくてはならない。」

 という箇所が、グサリときました。

 ほんとうに、15万人の原発難民をだしながら、地震大国で、いつ他の原発でも同じ悲惨が待ち構えているのか分からないのに、なにをのんびりと、電力が不足する、なんていっているんだろう。原発を止めて、電力が不足するならば、その範囲で生きるように工夫すればいいのだ。本末転倒とは、このことだろう。
 生きるか死ぬかに近いほどの犠牲と、少しの節電や企業活動をてんびんに掛けるなんて。
 
 こういう表現で、ずばり本質を突いた発言のできる高村薫ってすごいですね。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://owariasahi.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/176

コメントする