2011年10月 9日

日野原重明さんの講演(AHI会報より)・・9条の大切さ


 昨日、NHKテレビで、99歳歳から100歳になるまで、日野原さんを

追った特集をやっていたのをビデオにとってあったので、料理をしながら見

たのですが、ちょっと物足りなかったです。今年8月名古屋で講演をなさっ

た内容が会報に載っていたのですが、そのほうが面白いです。100歳で現

役の医者であり、被災地福岡にも出かけ、各地で講演活動を続けているのだ

からすごいです。

 「私は、人間は運命に生きるのではないと思っています。どこに住むかは

変えられないかもしれないかもしれませんが、誰と出会うかは自分が切り拓

くものです。出会う人があなたにとっての新しい環境となり、その中であな

たの人生が変わる。運命は邂逅・出会いを通して、あなたが作るものです。

 あの人のようになりたいというモデルを持つことが必要です。実在する誰

かと出会うことが重要です。


 私たちは、裸で生まれて裸で死んで行きます。欲望の産物であるお金や物

を持ったまま死ぬことはできません。その一方で、希望は心の中の持つもの

です。このようになってほしいと祈るような気持ちです。希望を誰かの心に

蒔きましょう。あなたの命を誰かの時間に吹き込めば、その人の時間は生き

てきます。


 他人が持つ時間を奪うのは殺人です。自分が使うことができる時間を人の

ために使うことは大きな愛です。

 あの大きな東日本大震災にあたって表明された134もの国々からの愛の

気持ちを、平和を作りだすことにつなげたいと思います。原爆を経験した日

本こそが最前線に立って、核廃絶の運動を進めていくべきです。」


そして、最後にこう言うのです。

 「私は、子どもたちに、いのちの大切さを伝える「いのちの授業」をして

います。いのちを、自分の時間を、誰のために使うか。子どもの時には自分

の時間を使えばいいけれど、大きくなったら誰かのために使ってほしいと話

しています。10歳の子どもたちは、すでによく理解しています。もし憲法

9条を変えるような事態になって国民投票が行われるようになったら、投票

権を持つようになった彼等が反対してほしい。他の先進国のように18歳で

投票権を持てるようにするためにも、私は、あと10年は生きないといけま

せん。」

 ここで、突然憲法9条が出てきたことに、驚きもし、嬉しくもなりました。

そうか、100年を生き、戦争を体験してこられた日野原さんから見ると、

「憲法9条」というものが、「平和」や「いのちの大切さ」の根幹をなすも

のとして、決定的に重要なものなのでしょう。一番大切なところで、日野原

さんと、がっちりと手をつなげることができて、嬉しいです。

 「一枚のハガキ」の新藤監督は99歳、日野原さんは、100歳、お二人と

も、まだまだ意欲の衰えを知らず、次々とやりたいことがあるところがスゴイ。

  幸

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