2012年4月 4日

中村哲さんのその後(ペシャワール会報)No111より


 昨年の5月28日、「9条の会・尾張旭」5周年のつどいで、中村哲さんをお

招きして講演会を開きました。970名の方が参加して下さいました。

 アフガニスタンで28年間、医療活動から始まり、現地の人と一緒に井戸

掘り、用水路を作って食べていくための農地を再生させる活動をしていら

っしゃる中村医師のお話に圧倒されました。


 こんな素晴らしい日本人がいることを知り、嬉しくなりました。中村さ

んへのカンパも沢山集まりました。カンパを箱にいれながら、「こんな

素晴らしい会を催してくれて有難う。また、やって下さいね。」といわれて、

うるうるしちゃったというスタッフもいました。

 私たちの会としては、佐高信(750人)、澤地久枝(1000人)に続き、3度

目の奇跡が起きたといってもいいくらいの大成功で中村講演会を終えること

ができたわけです。


 昨日、ペシャワール会報NO111が届きました。

最初のページに、中村哲さんからの手紙が載っています。


「因縁のカシコートで取水堰準備工事を開始
      -人の温かさこそが、かろうじて世界の破局を防ぐー

 みなさんお元気ですか。

 今冬はアフガニスタンでも例年になく冷え、豪雪が高地を襲いました。

餓死や凍死の噂が絶えず、血なまぐさい戦が終末を思わせる状態をかもし

出しています。

 私たちは相変わらず、川沿いの工事です。まるで冷凍庫の中のような仕

事で、寒風や冷風にさらされ、鼻水を垂らしながらの毎日です。それでも、

堰の造成で灌漑が成り、人々の笑顔を垣間見るのは、嬉しいものです。

・・・・・・」

 あまりに当たり前のことではありますが、私達の大多数にとっては、

「感動的なお話が聞けてよかった」で終わっていても、中村さんにとって

は、冷凍庫の中での鼻水を垂らしながらの過酷な活動は続いており、その

資金を集めるために今年も日本各地で講演活動も行われているのです。


 そのことを、忘れないでおきましょう。会報が来るたびにドキリとします。

          幸

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