2012年4月16日

安斎講演会への反応


朝駅前でのチラシ配布では、意外なことに若い人より50代の男性の受け取

りがよいとか、スーパー前では、「あ、それ参加します」と言ってくれた人

がいたとか、わりによいようです。


 ところが、先日ショックな電話がありました。

 「安斎講演会のチラシを見て」ということなので、これは、新しい人が

参加したいという電話かなとちょっとワクワクしていると、突然、「赤川

次郎の言葉、取り消してください」という言葉が飛び込んできました。

あっけにとられていると、「これでは、まるで福島が、放射能を撒き散ら

しているみたいじゃないですか。放射能を撒き散らしているのは、東電で

しょう」と。


 「え!赤川次郎ってなんて言っていたっけ」と思ってチラシの裏面を見る

と、「『フクシマ』がまきちらした放射能が、私たちの子や孫の世代にどん

な被害を与えるか!」。


 「「ヒロシマ」とか「ナガサキ」とかカタカナで書くと、被曝の象徴になる

のと同じように、フクシマと片仮名で書いていますし・・・」と言い訳を始め

ると電話の声は、ますます怒って、「僕は、福島の出身ですが、これでは、福

島が悪者になってしまう。」。これではいけないと方針を変えて、「すみませ

んでした。うっかりしていて、福島の方を傷つける表現と気づきませんでした。

申し訳ありませんでした」というと、電話の声も落ち着き、「当事者じゃないと

分からないんだ。赤川さんにも、つてがあったら伝えておいて下さい」と言って

切れました。


 最初、赤川さんの文章を読んだときには、「赤川次郎も、しっかり発言してい

るな」と肯定的にしか受け取りませんでした。しかし、この電話を受けてから読

み直してみると、確かに、福島が放射能を撒き散らしているようにも読めます。


 作家としては、省略をきかせ、原発事故の象徴的存在として、格好良く

「フクシマ」と言ったのでしょうが、受け手の理解は千差万別ですから、表現は

なかなか難しいものです。よほど注意深くチラシ作りなどしなければならないと

痛感させられました。


 匿名の、たった1人の電話が、これだけのインパクトを与えます。

 「何か、変」と思ったら、すぐに、電話なりファックスなりをすることって大

事ですね。                               幸

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