2012年5月25日

社会保障と税の一体改革を三党に聞く会 


 
 今、政府が推し進めようとしている「社会保障と税の一体改革」。社会

保証を充実させるために、消費税の税率引き上げが必要なのだとか、いろ

いろ言っていますが、本当のところどうなのか?

 愛知7区で立候補予定の山尾しおり(民主党)、鈴木じゅんじ(自民党)、

郷うこん修(共産党)の3人が参加してくれるというのですから、凄い!!


 私自身、3党の候補者がそろう学習会なんて始めての経験です。でも、

市民と政治家が直接会って、意見を交換し合う機会って大切ですよね。

こんな機会が増えていけば、民主主義が根付いていくことになるでしょう。


 主催者が、「参加者がまだ少ないので、誘って」といっていましたので、

どなたでも参加できますので、是非どうぞ。

 日時 5月26日(土) 午前 10時~12時

 場所 尾張旭中央公民館 会議室3

 各党報告20分、そのあと質疑応答10分で行います。

 

 主催は尾張旭年金者の会です。





2012年5月13日

あいち平和行進6月5日(火)とプレ企画「放射性物質と食の安全」5月22日(火)


先日、沖縄で「平和行進」が行われていると、新聞で読んで感心しまし

たが、こちらは、核廃絶を目指して、北海道から九州から(沖縄からもあ

るのか、ちょっと分かりませんが)、何箇所からか一斉に各地の人がリレー

形式でつないでヒロシマを目指して歩くというもの。

 そして、原水爆禁止世界大会に合流します。

たいていの人は尾張旭市の中だけを歩きますが、行進通路の両脇の家には

前もってカンパや署名のお願いがしてあって、毎年かなりの署名やカンパ

が集まりますよ。とおし行進者といって、始めから終りまでずーっと歩き

続ける人や、あいち県内だけズーと歩き続ける人もいます。


 6月5日(火)尾張旭市中央公民館で、12時50分 出発集会 13時行進出発
 14時15分守山区東島公園到着ですが、歌ったり、シュプレヒコールをした

り、お隣とお喋りしたりしていると、意外に速く到着して、結構楽しいですよ。

どなたでも、ほんの数歩でも一緒に歩いてくださるとうれしいです。

 都合のつく方、ご参加ください。 



 大学生のとき、寮生活をしていた私は、親の束縛から自由だったし、時間

はタップリあったし、行動的な友人に恵まれていたし、と条件が重なって、

原水禁世界大会のためのカンパ活動に参加したり、内容がよくわからない時

には「散歩代わりでもいい?」と聞いて、デモにも参加していました。

 3年のときだったと思いますが、原水爆世界大会にも、一度参加したことが

あります。そのときからでも、45年。
世界大会、ズーッと続いているのだから、


凄いといえば凄いものです。
 私はでも、なぜそんな活動をするようになったのであろうと考えて、強烈に

印象に残っていることを思い出しました。


 忘れられない言葉

 大学1年生になってすぐのころのことです。

 寮の部屋のドアがノックされて、見たこともない男子学生が立っていました。

そして、「ヴェトナム戦争についてどう思うか?」と私に聞いたのです。

私は文学少女で、それまで小説は読んでいましたが、新聞はあまり読んでおらず、

関心もありませんでした。「ヴェトナムなんて遠い国だし、私と余り関係ない

と思いますけど・・・」と答えた私に、その先輩は、「君のような無関心な

人がいるから、今でもヴェトナムで人が殺され続けているんだ」と言ったのです。

ヴェトナム戦争、ヴェトナム反戦運動が、盛んになってくる時期でした。


 受験勉強と、男の子のことしか関心がなくて、とってもエゴイスティックに

なっていたそのときの私にとって、彼の言葉は、とっても新鮮で、グサリと心に

突き刺さりました。

 「そうかもしれない」と思いました。そして、ものごとをそんなふうに広い

視野で考えられることを、「かっこいい」と思ったのです。

その人の顔も名前も覚えていません。その後、1度も会わなかったのかもしれな

い。でも、その言葉は、私にとって、忘れられない大切な言葉になりました。


2012年5月 9日

「改憲の動き」・・・伊藤真講演より


 政権交代で憲法改悪の危険性増大

→自公政権下で改憲のブレーキ役になっていた野党・民主党が政権与党になった。

→アジア情勢、3.11、国政の混乱など


・憲法改正の枠組みが完成

→2011年10月20日に、衆参両院の憲法審査会の委員が選任され、翌21日には

 第1回の会合が開催された。

・政党などから様々な改憲の主張


改憲論議をする際に注意すべき点

 1 改憲に期待しすぎない(冷静になる)。

 2 どこの誰が利益を受けるのかを具体的、現実的に考える。

 3 改憲によって私達の生活がどう変わるのかを具体的に考える。

 ①今よりも安全な生活になるのか

 ②今よりも自由な生活になるのか

 ③今よりも福祉が充実した生活になるのか

 (具体的に、自分の身に引き付けて考える必要)


民主主義を機能させるには

 ・1人1票の実現

 ・情報公開の拡充


憲法がめざす社会へ

 ・一人ひとりがその個性を尊重され、お互いの違いを認め合って、ともに

  生きることのできる社会

 ・世界中の子どもたちが、安全で平和の中で自由に自分らしく生きていく

  ことができる社会


皆さんへの期待

1 明日の自分は今日の自分が創る。

 →今を変えれば未来を変えられる。

  人は実現不可能な夢を思い描くことはない。

(日本国憲法は、素晴らしい憲法だと思う。
9条はものすごい不自由。

でも、 不自由だからこそ、より可能性を発揮できる)


2 今を生きるものとしての責任を果たす。

 →憲法を知ってしまった者として今できることを。

  憲法を使いこなす力をつけること。

    主体的に生きることが大切。

3 Festina Lente (ゆっくりいそげ)


 伊藤真さんは、「高校生のころまでは、憲法に関心がなかった。自分は

日本国籍を持っているし、生活保護を受けていなかったし、健康だったし、

即ちいつも多数派に属していたから、少数派の権利を擁護する憲法に関心

がなかった。」というようなことを言われました。それが、憲法を勉強する

なかで、「多数派は常に正しいとはかぎらない。憲法は、多数派(強者)

による少数派(弱者)への理不尽を許さないためにある。想像力がどうして

も必要だ」と、憲法の素晴らしさにめざめ、憲法の伝道師として、全国で

講演活動をしている。若々しく活力にあふれ素晴らしい方でした。

2012年5月 7日

橋下大阪市長へ『私たち国のお荷物ですか?』(女性自身)


 「女性自身」(5月8・15日合併号)が面白い特集をしています。是非

一度手にとって見ていただきたい。できたら、大枚400円だして、買って

下さい。次期総理にしたい第1人者だそうで、橋下へ、橋下へと草木もなび

くこのご時勢に、とてもまともで、勇気ある特集をくんだ、「女性自身」に、

感謝したいです。


 「歯に衣着せぬ発言で喝采を浴びる一方で、福祉や医療、教育の予算を切り

詰められた大阪の町では、大きな声をあげられない人たちの悲鳴が聞こえて

きた・・・。日本の問題を先取りするような現状を、みなさんはどう考えま

すか?」と問題提起をしています。


 「つぶす」とか、「一度チャラにする」とかいって、行政システムを派手に

改革してきた。そのやり方で、「クソ教育委員会」といい、教育に新しい教育

条例を成立させた。

 中身は「学区制廃止」、「評価の低い教師は免職にできる」、「首長がトッ

プで教育委員の任命権も罷免権もある」等。


 そのとき教育委員長だった生野照子さんは、政治と教育は独立しているべ

きと考えており、「これは、教育基本法を根底から覆すようなもの」と考えて、

教育委員長を辞任した。

 「橋下さんの考え方は競争がメインですが、競争についていけない子が大阪

には沢山いるのです」

 障害のある子を持つお母さんの仲に不安が広がっている。学童保育も、「ボ

スは廃止と言ってきた」「生きがい」のグループホームへの補助も打ち切られ

た。

 年越し派遣村で有名になった湯浅誠さんも登場しています。

 橋下市長のことを、「パフォーマンス力が突出している」と評価し、「問題

は、それを見ている私たちです」強いヒーローが敵を倒していくさまは、観客

として見ている分には面白い。「すっきりするかもしれませんが、気づいたと

き、切られるのは自分達なんです」

 「リーダーとしての彼の言う"決める政治"とは、世の中の10あ

る利害のうち1を取って9を捨てるというもの。


 大阪府市なら270万人の市民の利害は、そんなに単純じゃありません。

介護、子育て、病気、障害、失業など、一人ひとりが実に多様で、利害は

複雑です」(・・・さすが湯浅さん、なかなか的確な批判ですねえ。)


 「助けている側が、いつどんな理由で、助けられる側に回るかわからない。

日本で脈々と続いてきた互助の精神が、効率の名の下に、切り捨てられよう

としています。それで大阪の、日本の明日は明るいのでしょうか。・・・」

と記者の方が書いています。

 本文はもっと長くて、具体的で、説得力がありますので、是非読んでみて

下さい。

2012年5月 6日

ウクライナの歌姫ナターシャ・グジーの歌は素晴らしかった。


 「憲法施行65周年記念  市民のつどい」 の第2部は、ウクライナ

の歌姫と呼ばれるナターシャ・ジグーの歌でした。ウクライナの民族楽器

バンドゥーラの弾き語りです。

 「水晶の歌声とバンドゥーラの可憐響き」という宣伝文句が決っして大

げさではない素晴らしい歌声でした。


 ナターシャはチェルノブイり原発事故のとき、6歳で3・5キロのとこ

ろで被曝しました。20歳のときに来日したそうです。歌も語りも素晴ら

かった。


 特に、「秋桜」と「防人の詩」が素晴らしかったので、CDを買ってしまい

ました。家で聞いてみて最初、縮こまったようでなんか違うと思っていたが、

ボリュームを上げたら、よくなりました。いい物を手にいれることが出来て

うれしいです。


 
 ナターシャ・ジグーで検索すると、ホームページがあり、フクシマに対す

る思いなども書いていますよ。


2012年5月 5日

伊藤真講演の続き・・憲法と法律の違いなど


 
 戦前の軍国主義と戦後の原発主義はそっくりである。

・政官財(電力会社)の癒着 ・国策としての原発推進への批判を許さない

・マスコミを利用した情報統制 ・事故の責任が不明確で総括できず。


 明治憲法から日本国憲法へ

 根本的な価値の転換

・天皇主権から国民主権へ

 →国民の主体性がポイント

    そのためには、憲法の理解と国民が情報を持つことが不可欠。

・国家主義から個人主義へ(個人の尊重へ)

 →徹底した人間性の尊重がポイント そのためには、9条、社会権が重要。


 Q法律はなぜ正しい?

 Aその地域や時代の多数の人の意見に従っているから

 Qでは、多数意見は常に正しいのか?

 A NO 情報操作、雰囲気、正樹の利益に惑わされる

      人間は間違いを犯すことがある


 憲法の必要性

 多数意見が常に正しいわけではない

 →多数意見にも歯止めが必要  多数意見でも奪えない価値があるはず

 (人権とか、平和とか)

 →それを守るのが憲法

 (だから、時の権力が簡単に改憲できないように、してある。それを、

 維新の会を始めとして、簡単に改憲できるように、発議権を国会議員の

 3分の2以上の賛成から、2分の1以上にしようとしているのは問題)

 憲法と法律

 法律は国民の自由を制限して、社会の秩序を維持するためのもの

 憲法は、国家権力を制限して、国民の人権を保障するもの


 憲法とは、国家権力(強者、多数派)を制限して国民(弱者、少数派)

 の人権を守るもの 強者による弱者への理不尽を許さない


 憲法を理解する上で重要なこと

 それは想像力(イマジネーション)多数派(強者)から少数派(弱者)へ

のイマジネーション 他者への共感


 憲法13条  個人の尊重と幸福追求権 

 ・人は皆同じ(人として尊重)・・・個人のための国家であり、国家のた

めの個人ではない

 →人間として生きる価値がある点では同じ

 ・人は皆違う(個として尊重)・・・多様性を受け入れて共生できる社会

をめざす

 続く

2012年5月 3日

憲法施行65周年記念 市民のつどい・・・2587名の参加者


公園内の名古屋市公会堂で、5月3日に開かれる市民のつどい。毎年

ほぼ欠かさずに参加している。もう20回以上になるのではないかしら。


 今年の講演は伊藤真(伊藤塾塾長・弁護士)。

演題は「一人ひとりを大切に~憲法から東日本大震災や原発事故を考える~」

 司法試験受験界の「カリスマ講師」として名高い伊藤真氏が、憲法9条擁護

の活動をしているということは聞いていたが、彼の本は1冊も読んだことがな

く、話を聞くのも今日がはじめてでした。

 ハンサムで長身、爽やかな流暢な語り口で、しかも言葉のはしばしに、優し

い人柄が滲み出てしまう。内容を少しだけ。


 一人1票実現運動

 参議院議員一人あたりの有権者が違う。鳥取県の人を1票とすると、愛知県

の人は、0.25票しかない。住所差別は撤廃しなければならない。


 今がどういう時代か    その1

1 一人ひとりが大切にされない社会→貧困と格差の急速な拡大

 1996年ころ、最低だった生活保護受給世帯(88.2万)が、新自由主

義導入と同時に増え始め、今年月過去最高の151.7万世帯になった。

 
 ワーキングプア(年収200万円以下)は、2006年に初めて1000万人

を超えてから、5年連続1000万人超。


 自殺者は1998年から14年連続で3万人を超える。


その2 マスコミに流されてしまいがちな社会


その3 東日本大震災から、1年1ヶ月以上経過

    憲法にそった方向性と理念の共有が必要

 
 国家緊急権(非常事態条項)「戦争・内乱・恐慌・大規模な自然災害など、平時の統治機構をもっては

 対処できない非常事態において、国家の存立を維持するために、国家権力

 が、立憲的な憲法秩序を1時停止して非常措置をとる権限。」

政府の行動の遅れを口実に、
改憲論者は、「日本国憲法に国家緊急権を入れよ」

と言っている。
しかし、ワイマール憲法で、ヒットラーがこれを使い、仏のド

ゴールもこれを悪用している。悪用されやすいので、日本国憲法には、あえて

いれなかったのである。欠陥ではない。

 政府が迅速な対応がだきなかったのは法律の適切な運用ができなかっただけ。

 または個別法の充実が先。

 →権力を集中させ、人権保障を停止する緊急権は乱用の根拠を与えてしまう。


 生存権

25条・・・「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有す

る」
25条はマッカーサー原案にはなく、戦後復興の最中に日本の意志として衆

議院で追加された。慈善や施し、相互扶助ではなく、国に対し堂々と主張できる

人権として規定されている。(権利は主張して初めて意味を持つ)


平和的生存権

 
憲法前文2項・・「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、

 平和のうちに生存する権利を有することを確認する」


→圧制の恐怖と経済的な欠乏から解放された平和な社会で生きることを、世界中

の人々の権利として保証。

→すべての基本的人権を保証する土台となる平和な環境を確保するのが平和的

生存権。

→平和の対極は単に戦争ではない。

貧困、飢餓、病気、災害、放射能のない社会が初めて平和といえる。


1994年に国連が人間の安全保障を言い出したが、日本国

憲法は、それを先取りしている。個人の生存、生活、尊厳を脅かすさまざまな

リスクや脅威(貧困、飢飢、災害、環境破壊、紛争、人権侵害など)に対し、

人間一人ひとりに注目し、人間同士の尊厳を認め合いながら、市民的な共感と

連帯による平和の尊重、人権擁護をめざす。

→すべての人の生存、生活、尊厳を確保する・・・憲法の核である。

(明日に続く)
 
 親類、ご近所合わせて親しくしている高校生が3人ほどいるので、読んでもら

えるかもと思って、本を1冊買いました。