2012年7月31日

90歳と86歳のTさんご夫妻宅を訪問


Tさんは、戦争中に尾張旭の小学校が爆撃を受け、回りの家が焼夷弾で燃や

された後、焼夷筒を拾い集めて持っていました。(実は直後に金属回収で取

りにきたが、1個こっそり隠しておいた)。その焼夷筒を私達の「戦争体験を

聞く会」で展示するために、お願いにあがった時に、奥さんに「9条の会」の

ことをお話しすると、すぐに会員になってくださいました。

 その後、ご主人の戦争体験の聞き書きをしたり、毎年のように焼夷筒をお借

りしたり、時々お邪魔しては、お喋りをしてきました。


 ところが、2年ほど前でしょうか、奥さんが、大腿骨骨折をされ、かなり回

復をされてきたところで、もう片一方も大腿骨骨折。心配はしながら、訪問は

差し控えていました。


 ところが先日、Sさんに「9条の会・尾張旭ニュース」をお配りしたときに

「Tさんの調子はどうでしょうかねえ?」と聞かれました。Sさんは、3年ほど

前、ご自分から「9条の会入りたいと思っていたけれど、今日チラシが入って

いたので」と電話を下さり、お邪魔すると、「歳だし、病弱な夫を抱えている

ので、催しに参加するとかはできないが、出来ることはやらせてもらう」と言わ

れて、ニュースを届けるごとに、1000円のカンパを下さり、人通りが多いと

ころに、会のラミネーターのポスターを貼ってくださっている方です。


 お喋りしているうちに、Tさんと同年で、一緒にPTAの役員をやったり

してきたと仰るのです。他の会員のWさんやMさんとも知り合いでした。

 皆さん催しに参加してくださったりしている方です。

 終戦時20歳か少し下の女性の平和を求める思いの強さは素晴らしいもの

があるなあと感心しました。それで、私が時々皆さんの状況をお話したりす

るものですから、Tさんの様子を聞かれたというわけ。


 それで、昨日意を決してTさんに電話してみました。すると、Tさんが出ら

れて、「こんどは、脊椎狭窄で、杖をついて歩かないといけないし、もう家の中で

ごそごそしているだけ」ということでしたが、「来てくれたら嬉しい」と言ってく

ださったので、今日訪問をしたのです。


 5分か10分、ちょっと顔を見にと思って、5時過ぎにお邪魔したのですが、

楽しくお喋りをしている内に6時半になっていました。


 家の中では杖もつかずに姿勢よく歩かれるので、想像していたよりもずっと

お元気そうでした。頭は明晰で、長年の趣味の川柳の会誌を見せてくださったり、

入院中のお話から、孫に連れられてユニクロに買い物にいった話から、しゃきし

ゃきで、老いを感じさせない話しっぷりでした。

 90歳のご主人が毎日のように買い物に出かけ、86歳のTさんが、食事の準備を

し、ヘルパーさんの助けもかりず、家もきれいに整えられ、きちんと生活して

いらっしゃることに驚きました。「もう半年くらい生きていられるかどうか」と

言われながら・・・。

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